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メンテナンスのコストがかからない外壁とは?外壁のメンテナンスフリーについて解説

2024.03.25 (Mon) 更新

住宅の外観を美しく保ちたいと願う家主は多いものです。
しかし、その美しさを長期間維持するためには、避けて通れないのがメンテナンスの問題です。
特に、メンテナンスにかける手間や費用を極力抑えたいと考える方々に向け、今回は外壁材の選択肢として、低メンテナンスでありながら耐久性に優れ、経済的な観点からも魅力的なオプションを紹介します。
完全にメンテナンスが不要な外壁材は存在しませんが、適切な選択を通じて、長期的に見た際のコストパフォーマンスを高める方法を探ります。

□メンテナンスフリーの外壁材の実態

メンテナンスフリーの外壁材は本当に存在するのでしょうか。
実際のところ、市場には「メンテナンスフリー」と謳われる製品がありますが、これらは完全にメンテナンスが不要であるわけではありません。
多くの場合、「メンテナンスの手間を減らす」や「耐久性に優れている」といった意味で使われています。

雨水や紫外線を利用した自己清浄機能を持つ外壁も存在しますが、これらは定期的なメンテナンスを完全に排除するものではなく、あくまで頻度や手間を減らすためのものです。

そのため、どんな外壁であっても、定期的なメンテナンスはその寿命を延ばす上で欠かせない要素です。
日本の気候条件下では、風雨や湿度による劣化は避けられず、定期的なメンテナンスを怠ると、家の構造自体が脅かされることにもなりかねません。

また、放置された小さな不具合が大きな修繕費用を招くことも少なくありません。
定期的なメンテナンスは、長期的な視点で見れば、かえって経済的な選択と言えます。

□メンテナンスのコストがあまりかからない外壁とは?

メンテナンスの手間とコストを抑えることができる外壁材には、どのようなものがあるのでしょうか。

*タイル

タイルはその耐久性と美観から、メンテナンスフリーに近い外壁材として注目されています。
高温で焼き固められた無機物であるため、紫外線や水分による劣化が少なく、非常に長い期間、外観を保てます。
ただし、目地や下地のメンテナンスは必要になりますが、その頻度は他の材料と比較しても少なめです。

*樹脂系サイディング

塩化ビニルを主原料とする樹脂系サイディングは、耐久性に優れ、色褪せの心配も少ないため、長期間にわたって外観を維持できます。
ボード同士の継ぎ目にコーキングを使用しないオープンジョイント工法により、メンテナンスの手間を軽減します。

*金属系サイディング

ガルバリウム鋼板やアルミニウムなど、金属製のサイディングは、耐久性に優れ、塗装の必要性が低いため、メンテナンスの頻度を大きく減らせます。
水の浸透やひび割れのリスクが低く、長期にわたって安定した性能を提供します。

□まとめ

外壁のメンテナンスフリーという概念は、完全に手間がかからないわけではありませんが、選択肢によってはメンテナンスの頻度やコストを大幅に削減できます。
タイル、樹脂系サイディング、金属系サイディングなど、それぞれの材料には独自の長所があり、住宅の外観を長期間保ちながら、メンテナンスにかける手間や費用を抑えたい家主に適した選択肢を提供します。
適切な外壁材の選択により、美しい住宅の外観を長期間維持しつつ、経済的な負担を軽減できるでしょう。