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FRP防水のバルコニーをメンテナンスするタイミングは?注目すべき劣化症状

2024.01.17 (Wed) 更新

FRP防水は住宅のバルコニーや屋上などに適用されている工法です。
しかし、その寿命やメンテナンスに関する知識は、多くの方にとって未知の領域かもしれません。
この記事では、FRP防水の寿命、劣化のサインをご紹介します。

□FRP防水の寿命

1: 一般的な寿命

FRP防水の平均寿命は約10年です。
しかし、この数字は日々の使い方や周辺環境、バルコニーの広さによって変動しますので、参考程度に考えてください。

定期的なメンテナンスを行うことで、この寿命を伸ばすことが可能です。
放置すると雨漏りなどの深刻な問題に繋がり、高額な修理費用が発生する恐れがあります。

2: FRP防水の寿命を超えると

寿命を過ぎてしまった場合、以下のような問題が生じると考えられます。

・水がたまりやすくなる
・カビや雑草が発生
・雨漏りのリスク

FRP防水のトップコートの劣化や防水機能の低下などにより、FRP防水面に水がたまりやすくなります。
水がたまってしまうと、防水層の劣化がさらに進む原因にもなるので、注意しておきましょう。

また、FRP防水面にカビや雑草が発生してしまうこともあります。
カビは建物だけでなく、人体にも悪影響を与えるので注意が必要です。
雑草は防水層や下地まで根を張ってしまう可能性があり、そこから漏水が起こるリスクも考えられます。

□FRP防水の劣化症状

1: 劣化のサイン

FRP防水の主な劣化のサインには、塗装のふくれ、剥がれ、ひび割れ、水たまりなどがあります。
これらのサインを見逃さないことが、早期の対応と長期的な問題の防止に繋がります。

1つ目は、FRP防水の塗装がふくれる現象です。
放置すると、いずれ塗装が剥がれてしまいます。

2つ目の塗装の剥がれは、放置してしまうとバルコニーの床材が雨にさらされてしまい寿命が短くなります。

3つ目のひび割れは、塗装の耐久性が低下しているサインです。
放置すると、雨漏りのリスクがあります。

2: 早期発見の重要性

劣化の早期発見は、重大な損傷や高額な修理費用を避けるために非常に重要です。
定期的な点検は、安全な住環境の維持に不可欠です。
点検する際は、ご紹介した劣化症状が起きていないかをチェックするようにしてみてください。

□まとめ

FRP防水の寿命はおよそ10年とされていますが、適切なメンテナンスにより延長することが可能です。
劣化のサインを見逃さず、早期の対応を心がけることが重要です。
これにより、住宅の安全を守り、将来的にかかる高額な修理費用を避けることにつながります。