施工事例 外壁塗装・屋根塗替えなど施工事例をご覧下さい

担当スタッフより

山陰の小京都とも呼ばれる津和野。

島根県西部に位置する美しい歴史的観光地で、その独特の風景と伝統的な建築物が訪れる人々を魅了します。

そんな津和野のカトリック教会などもすぐ近くの歴史の息吹を感じる街中にあるＹ様を施工させていただきました。

現地調査では、古い街並みに溶け込む木部が美しい建物なのですが、経年による色褪せが目立ちました。

木造建築は、自然の美しさと温かみを持つ反面、風雨や紫外線の影響を受けやすく、時間とともに劣化が進みます。

津和野のような湿度の高い地域では、木部が腐食やカビの発生など、さまざまな問題に直面することが多いのではないでしょうか。

こうした問題を未然に防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせませんよね。

その中でも塗装は、木部の劣化を防ぎ、美しい景観を保つための最も効果的な方法の一つなんです。

まず、木部の劣化がどのように進行するかを理解することが重要ですが・・・

木材は、湿気を吸収すると膨張し、乾燥すると収縮します。

この繰り返しによって、木材の表面に亀裂が生じ、そこから水分が浸透しやすくなります。

また、紫外線による影響で木材の色が変わり、劣化が進むと強度も低下します。

さらに、シロアリや腐朽菌などの生物的要因も、木材の劣化を促進する要因となります。

これらの劣化を防ぐためには、適切な塗装が必要なんですね。

塗装には、木材を保護するだけでなく、美観を保つ役割もあります。

特に、津和野の伝統的な建築物の場合、歴史的な景観を損なわないようにするためには、適切な色調や仕上げが求められます。

まず、木部の塗装を行う前には、表面の清掃と下地処理が重要です。

汚れや古い塗膜をしっかりと除去し、表面を滑らかに整えてから塗装を行います。

塗料は木部専用の高機能保護塗料を使用しました。

木そのものの温かい風合いを生かしたまま、防腐・防カビや防虫効果も発揮してくれるのが嬉しいですよね。

津和野の建物塗装は、その歴史的価値を守り、未来に継承するための重要な作業です。

今回その一部に携われたことはとても光栄でした。

以前からご縁をいただいている顧客様からのご依頼でしたが、貴重な機会をいただけたことに感謝申し上げます。