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屋根カバー工法の失敗例とは?そもそも施工不可の可能性も

2024.04.30 (Tue) 更新

屋根のリフォームを検討している方に向けて、今回は、失敗しないための大切な情報をお届けします。
特に、屋根カバー工法を選択する際のリスクを理解し、失敗を避けたい方に向けた内容です。
屋根カバー工法の失敗例と適用できないケースを紹介し、皆さまがより良い判断を下せるよう、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

□屋根カバー工法の一般的な失敗例

屋根カバー工法は、新しい屋根材を既存の屋根に被せることでリフォームを行う手法です。
しかし、この方法で施工する際には、いくつかの注意点があります。
ここでは、特に多い失敗例についてご紹介します。

1:下地の劣化

劣化した屋根の下地にそのまま施工すると、新しい屋根材が正しく固定されず、ずれたり剥がれたりすることがあります。
劣化が激しい場合は、雨漏りの原因にもなるため、事前の点検と必要に応じた補修が欠かせません。

2:勾配不足

カバー工法は、一定の勾配がないと雨漏りのリスクが高まります。
特に、角度が15度以下の屋根では施工が推奨されません。
勾配の不足は、雨水の流れを悪化させ、屋根材の破損や雨漏りの原因となり得ます。

3:耐震基準未満の住宅での施工

カバー工法によって屋根の重量が増加すると、耐震基準未満の住宅ではさらに耐震性が低下する恐れがあります。
特に、1981年以前に建築された住宅では注意が必要です。
施工前には、建物の耐震性を確認し、必要な場合は耐震補強を検討しましょう。

 

□カバー工法適用不可能な屋根の状況

カバー工法は、コストパフォーマンスが高く耐久性に優れるメリットがありますが、すべての屋根に適用可能なわけではありません。
適用不可能なケースについて、その理由と対処法を解説します。

1:適用できない屋根の形状

段差が大きい屋根、例えば和瓦やセメント瓦などには、カバー工法を施せません。
凹凸が少ない屋根に限定されるため、施工前には屋根の形状をしっかりと確認することが大切です。

2:雨漏りによる野地板の傷み

野地板が雨漏りで傷んでいる場合、新たな屋根材をしっかりと固定できません。
雨漏りが進んでいる場合は、カバー工法を行う前に、野地板の補修や交換を行う必要があります。

 

□まとめ

今回は、屋根カバー工法を検討している方が失敗を避けるために知っておくべきポイントを紹介しました。
具体的には、屋根カバー工法の一般的な失敗例と、カバー工法が適用できない屋根の状況について解説しました。
正しい知識を持って適切なリフォーム計画を立てることで、屋根リフォームを成功させましょう。