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外壁の吹き付けタイル仕上げとは?特徴やメリット・デメリットをご紹介!

2024.03.17 (Sun) 更新

新築やリフォームを検討している住宅オーナーの中には、自宅の外壁にこだわりを持ち、美観と機能性の両方を重視する方が少なくありません。
外壁の耐久性と美観に対する関心は高く、同時に効率的かつコストパフォーマンスに優れた仕上げ方法を求めています。
今回は、そんな方々のニーズに応えるべく、吹き付けタイル仕上げの基本知識から特徴、さらにはメリット・デメリットまでを解説し、適切な外壁仕上げの選択に役立つ情報を提供します。

□吹き付けタイル仕上げの基本と特徴

1:吹き付けタイル仕上げとは?

吹き付けタイル仕上げは、外壁に美しく耐久性のある仕上がりを提供する方法の1つです。
「複層仕上げ塗材」という特殊な塗料を使用し、ローラーやコテ、またはコンプレッサーを用いて外壁に塗布することで、硬質で艶やかな外観を実現します。
この仕上げは、新築の家の外壁はもちろん、リフォーム時にも選ばれることがあり、特にモルタル壁やサイディングボードに適用されることが多いです。

2:施工プロセス

吹き付けタイル仕上げは、主に3段階の工程で施工されます。
初めに下塗りを行い、次に中塗り、最後に上塗りを施します。
この工法により、タイルのような光沢と硬さを持つ仕上がりが得られます。
表面は凹凸がある模様に仕上がり、「吹き放し仕上げ」によってそのままの質感を生かすことも、凸部を押さえて平滑な表面に仕上げることも可能です。

3:特徴と利点

吹き付けタイル仕上げの大きな特徴は、その硬質で艶のある美しい仕上がりにあります。
また、施工方法の柔軟性によって、外壁の表面を多様なテクスチャーで仕上げられる点も魅力の1つです。
弾性のある塗材を使用することで、さらに多彩な仕上がりが可能になり、住宅の外観を格段に引き上げられます。

□吹き付けタイルのメリット・デメリット

*メリット

1:デザインの多様性

吹き付けタイル仕上げは、デザインの自由度が高いことで知られています。
スプレーの調整により様々な粒度の模様を作り出せるほか、色や艶のバリエーションも豊富に選べます。
これにより、住宅の外観を個性的かつ高級感のあるものに仕上げられます。

2:耐久性とメンテナンスのしやすさ

三層構造の塗膜は非常に硬く、ひび割れに強い特性を持っています。
また、滑らかで艶のある表面は汚れが付きにくく、落としやすいため、外壁の美観を長期間保てます。

3:コストパフォーマンス

吹き付けることで、大面積を短時間で仕上げることが可能になり、手作業に比べてコストを抑えられます。
これは、特に大規模なリフォームや新築において大きなメリットとなります。

*デメリット

1:施工時の騒音

コンプレッサーを使用するため、施工時には避けられない騒音が発生します。
これは、特に住宅地での工事においては近隣への配慮が必要となります。

2:塗料の飛散と無駄

吹き付けによる塗装では、周囲に塗料が飛散しやすく、養生が重要となります。
また、飛散した塗料は無駄となるため、コスト面での損失も考慮する必要があります。

3:技術が必要

均一で美しい仕上がりを実現するためには、高度な技術を要する職人が必要です。
技術者の選定には注意が必要となります。

□まとめ

吹き付けタイル仕上げは、その美観と機能性から多くの住宅オーナーに選ばれています。
デザインの自由度が高く、耐久性に優れ、コストパフォーマンスも魅力の1つです。
しかし、施工時の騒音や塗料の飛散など、注意すべき点もあります。
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、自宅の外壁仕上げに吹き付けタイルを選ぶかどうかを検討することが、最適な住宅環境を実現するための重要なステップとなります。