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屋根塗装時に行う縁切りとは?縁切りが不要な事例も

2024.02.15 (Thu) 更新

屋根のメンテナンスは、家の美観と機能を維持する上で不可欠です。
特に、スレート瓦の塗り替えにおける「縁切り」の作業は、屋根の健全性を保つ上で重要な役割を果たします。
この記事では、縁切りの重要性と不要なケースについて詳しく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。

□縁切りとはどのような工程?

1:縁切りとは

縁切りとは、スレート瓦の塗り替え時に行う作業で、塗料が屋根材の重ね目を塞がないようにするための作業です。
この工程は雨水の排水経路を保持し、雨漏りを防ぐために不可欠です。

2:縁切りの重要性

重ね目が塗料で塞がれると、雨水が屋根材の下に溜まり、最終的には家の内部に侵入する可能性があります。
また、毛細管現象により雨水が屋根材の中に浸透しやすくなります。
これらの問題を避けるために、縁切りは非常に重要な作業です。

□縁切りが不要な屋根もある

屋根の形状によっては縁切りが不要な場合があります。
以下で詳しく見ていきましょう。

1:勾配が急な屋根

勾配が急な屋根では、縁切りの必要がありません。
急な傾斜のため水はけが良く、塗料が溜まりにくいので、雨漏りの心配が少ないためです。

2:十分な隙間が確保されている屋根

元々十分な隙間が確保されている形状の屋根の場合、塗料が隙間を塞ぐ心配はありません。
また、築年数が経過した屋根では、屋根材の先端が反り上がり、自然と隙間が生まれることがあります。
このような屋根では、縁切りは不要となります。
反りによって生じた隙間が、塗料が詰まることを防ぎ、排水を促進します。

また、日当たりが良い南面で屋根の反りが起こりやすいです。
そのため、同じ戸建てであっても、南面だけ縁切りなし・残りの面は縁切りということも起こり得ます。
専門会社による点検を受け、屋根の状況に合わせた適切な処理を行うことが重要です。

□まとめ

この記事では、屋根メンテナンスにおける縁切りの重要性と、それが不要となる特定の条件について詳しく解説しました。
縁切りは雨漏りを防ぐために必要な作業であり、正しい知識を持っておくことが大切です。
また、屋根の状態や形状によっては縁切りが不要な場合もあることを理解し、適切なメンテナンスを行いましょう。

屋根塗装をお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。