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無機塗料はトラブルのもとになる?基本知識と対処法を徹底解説!

スタッフブログ 2023.11.06 (Mon) 更新

無機塗料は、耐久性と特性が優れていることで知られています。
しかし、その特性を十分に活かすためには、無機塗料自体の知識と、適切な使用法を理解することが不可欠です。
今回は、無機塗料の基本的な知識、起こりうるトラブルとその対処法について解説します。

◻︎無機塗料の基本知識とは?

無機物は鉱物のような生命体が作り出せない物質のことを指し、無機物が多く含まれている塗料のことを、無機塗料と呼びます。
一方で、有機物とは、生命体が作り出す炭素を含む物質のことです。

無機塗料といっても、無機物だけで構成されているわけではありません。
塗料によって配分は異なりますが、有機物も含まれているのが一般的です。
無機物だけでは外壁に塗料を貼り付けられないので、有機物がこの役割を果たしているのです。

無機物の特性として、紫外線による劣化が非常に少ない点が挙げられます。
しかし、先述の通り、無機塗料にも有機物が含まれているため、その有機物の種類によっては寿命が異なることを覚えておいてくださいね。
例えば、無機物をシリコン樹脂に混ぜた塗料の耐用年数は10年~15年、フッ素樹脂に混ぜた塗料であれば15年~20年の耐用年数が期待できますよ。

◻︎無機塗料によるトラブルと対処法

外壁の劣化の大きな要因である、紫外線。
その紫外線に強いという理由で開発された無機塗料は、一見するとデメリットが無いように思えてしまいますよね。
しかし、無機塗料の性質によって起こり得るトラブルもあるのです。
以下では、想定されるトラブルを2つ紹介します。

1:価格が高い

無機塗料は、その耐候性から価格が高めに設定されています。
初期費用は高いものの、その耐用年数の長さを考慮すると、かかる総コストを抑えられる可能性も。
頻繁に外壁塗装をするのが大変だという方は、長期的な視点で塗料選びをすることをおすすめします。

2:ひび割れしやすい

無機塗料は固い物質で形成されているため、ひび割れしやすいという特性も持っています。
これを防ぐためには、柔軟性のある無機塗料を選ぶことが重要となります。

◻︎まとめ

無機塗料はその耐久性から多くの場面で利用されていますが、その特性を最大限に活かすためには、基本的な知識と適切な使用法の理解が必要です。
価格の問題やひび割れといったトラブルも存在しますが、たくさんのメリットも存在しています。
本記事を参考に、ご自身に合った塗料は何なのか、外壁の塗料選びをじっくり行ってみてくださいね。